短所も役に立つ?!
私の悩み
私は以前、幼稚園にも保健室の先生として勤めていました。
当時の自分は、大人らしくない、先生らしく見えないのが悩みで、
短所と感じていました。
入園式の翌日、始業前の遊び時間に、
保健室前にいた私のところへ一人の園児が来てくれました。
園庭(運動場)で遊ぼうと誘ってくれたので、
園庭に出て、何をして遊ぶか相談していたところ…
“遊び”の会議に?
他の園児たちも次々に集まってきてくれたので、
みんなで大きな輪になって座りました。
それぞれ昨日の入園式で初めて会った同級生で、
一緒に遊ぶのは初めてのことです。
何をして遊びたいか、園児たち一人ひとりに意見を聞き、
会議のように話し合っているうちに、
その短い遊び時間は終わってしまったのですが、
その様子を見ていた先生たちは、びっくり。
「保健室の先生だから幼稚園での保育実習をしたこともないのに、
子どもたちの心をつかんでいる!」
まさかの評価
それは、自分にとっては過大評価で、
大人らしくない私、子ども心を失えない私に、
園児たちは親近感が湧いて集まってきてくれたのだと、
私は今でも思っています。
「短所も役に立つことがあるのだな」と学んだ春の一日でした。