夜に爪を切ってはいけない?!
ある日の保健室で
学校の保健室の先生として勤務していた時のことです。
生徒の爪が伸びていたので、
私は「爪が伸びてきてるね」と言いました。
すると生徒は
「気づいてたけど『夜に爪を切ると〇〇出来なくなる』から、切れなかった。」
とのこと。
平日だったので、このままいくと、土曜日まで爪を切ることができません。
私はこう言いました。
「『爪を切ると〇〇出来なくなる』のは、言い伝えとしてはあるね。
昔は電気がなくて、夜は暗かったから、
夜に爪を切ると手元も見えにくい。切り過ぎてケガをしてしまったり…
危ないから、そう言ってたのかもしれないよ。
今は、夜でも電気をつければ明るいから、大丈夫!」
言い伝えと今の事実
生徒が、〇〇出来なくなるから夜に爪を切ることを避けたように、
大人の私達も、以前に聞いた言い伝えなどに、
気持ちや考え方、行動が左右されていることも
あるのではないかと思います。
昔は夜に部屋を照らす物が、ろうそくの灯だったけれど、
白熱電球、蛍光灯、今はLEDにもなってきているように、
時代によって変わることもあります。
代々言い伝えてくれた気持ちは有り難く受けとめつつ、
内容によっては今に合わせて更新していく必要がありそうですね。