クロストゥの ほどよい blog

ほどよい人間関係でココロをラクに☆

60点と120%

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60点を目指す

私の苦手なこと、それは持久走です。
呼吸器系が弱かったこともあって、学校での持久走は
いつも最後の方の順位でゴールしていました。

大人になって持久走はしなくて済むようになりましたが、
どんなに苦手なことでも、
ものすごく頑張って、疲れてきてしまう。
いつの間にか、他のことも頑張れなくなってしまう。

どうやら、頑張りすぎる性質なのだと気づきました。

それ以来、苦手なことは、100点でなく60点を目指してみると、
少し気がラクになっています。

60点もできたことが嬉しい!とすら思えます。

 

120%の力で

苦手と感じていることとは反対のこと。
自分が好きなこと、
そして、やったことがないけれどチャレンジできそうなことは、
ますます頑張って、
120%の力を出せるよう努力しています。

このブログも、自分の120%でチャレンジ中です。

 

職場や周りの人たちと

苦手の60点と得意の120%で、
お互いに補い合ったり、助け合ったりすることができれば…


職場や社会のなかで、皆様お一人おひとりの
嬉しい楽しい時間が増えるのではないか、
その一助となれるように研修講演の仕事をしています。

 

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研修講演中に思っていること

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研修講演中…

研修講演の打ち合わせでは、
企業団体様の理念や目標、ご要望等をお聞きしています。

そちらをもとに作成したプログラムを進めながら…
研修講演中に思っていることがあります。

それは、
お一人おひとりの幸せな時間が増えますように、ということです。

 

保健室の先生だった時

学校の保健室の先生の仕事をしていた時には、
「人生は苦に満ちている」という、確か高校生の頃に授業で習った言葉を
よく思い出していました。

幼稚園・小学校・高校に勤めていましたが、
子どもなりに、様々な問題に心を痛めています。

児童生徒の言葉や言葉にならない様子に、
耳を、心をすませていると、こちらも、つらい気持ちになります。

 

そして保護者の方やご家族、周りの方も含めて、
児童生徒に関わる方々が、
ご自身の人生の一部をお話してくださることもあります。

お話をうかがいながら、児童生徒自身や保護者の方々の、
どうしようもできないご苦労を、その瞬間には共有しています。

 

その後、関係の教職員とともに尽力し、
時には専門の機関をご紹介するなどして、
何とかよい方向にむかうこともあって、

後から生徒が報告に来てくれたり、
保護者の方から喜びのお電話をいただいたりします。

その一方で、
児童生徒が在校中には、解決しない問題もあります。

 

喜怒哀楽の時間配分

 子どももおとなも、
怒りや哀しみの時間が長くなると、
どんどん心身の健康を損ねていってしまいます。

「苦に満ち」ながらも、
怒りや哀しみの時間が減って、
喜び楽しい幸せな時間が増えますように。
研修講演で、
そのお手伝いができればと思っています。

 

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「怒るのは、よくない!」について

 

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「怒っています!」と「怒ったりしません」

研修講演の内容をご説明している時、
アンガーマネジメントもお伝えしていることをお話しすると、
「私、子どもによく怒っています!」と、お聞きすることがあります。

子育て中の方は、子どもに怒っている自覚もおありですし、
怒っていても、虐待などの可能性がない場合は、
周りの人も「あるある~!」と共感できます。

 

 けれど、子育て以外は
「怒るのはよくないこと」という世間の空気もあって、
「怒ったりしません」とおっしゃる方も。

特に男性のなかには、
子どもの頃から、感情表現を抑えるよう言われてきたため、
その傾向が強い方もおられるように感じますし、

男女問わず、きょうだいの兄・姉にあたる場合は
「お姉ちゃんなんだから、下の子に怒ってはダメ」と言われた方も。

 

「怒るのはいいけれど、言動に気をつける」

とっさに怒りの感情がわいてくるのは、
人間にとって、自然なことで
自分や周りの人の安全安心をまもるためにも、大事な感情だとも言えます。

とはいえ、怒りにまかせて、
周りの人を傷つけるような言葉や行動をとってしまうのは、避けたいもの。

 

「怒るのは、よくない」は、
言葉を端折った結果ではないかと考えてみると
正確には
「怒るのはいいけど、その言葉や行動には気をつけよう」…でしょうか。

 

怒りへの理解を深めて、
言葉や行動に気をつける方法 を
研修講演のなかで、お伝えしていますが

私自身も、怒りへの理解を深めたことで
怒るのはよくないのに…と自分を責めてしまうことは
かなり少なくなりました。

 

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短所も役に立つ?!

 

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私の悩み

私は以前、幼稚園にも保健室の先生として勤めていました。
当時の自分は、大人らしくない、先生らしく見えないのが悩みで、
短所と感じていました。

 

入園式の翌日、始業前の遊び時間に、
保健室前にいた私のところへ一人の園児が来てくれました。

園庭(運動場)で遊ぼうと誘ってくれたので、
園庭に出て、何をして遊ぶか相談していたところ…

 

“遊び”の会議に?

 他の園児たちも次々に集まってきてくれたので、
みんなで大きな輪になって座りました。

それぞれ昨日の入園式で初めて会った同級生で、
一緒に遊ぶのは初めてのことです。

 

何をして遊びたいか、園児たち一人ひとりに意見を聞き、
会議のように話し合っているうちに、
その短い遊び時間は終わってしまったのですが、

その様子を見ていた先生たちは、びっくり。
「保健室の先生だから幼稚園での保育実習をしたこともないのに、
子どもたちの心をつかんでいる!」

 

まさかの評価

それは、自分にとっては過大評価で、
大人らしくない私、子ども心を失えない私に、
園児たちは親近感が湧いて集まってきてくれたのだと、
私は今でも思っています。

 

「短所も役に立つことがあるのだな」と学んだ春の一日でした。

 

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「言い方ってあるよね…」という会話 その2

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言葉だけではない

先輩や上司に注意されたことにイラっときたりして、
後から、そのことを同僚や友達に話したら
「言い方ってあるよね」と返してくれた場合。

その後に
「しかも、こんなふう(口調・態度)に言ったんだよ!」と
重ねたことはありませんか?

 

非言語コミュニケーション

「言い方ってあるよね」の“言い方”って、
発している言葉だけじゃないですよね。

非言語コミュニケーションと言うらしいのですが、
言葉以外の、声のトーンや速さ、態度や表情によって、
大きく印象が変わります。

いくら言葉に気をつけて伝えても…
心の中で怒って相手を責めていたとしたら、出てしまうのです!
その声に、態度に、表情に、出てしまうのです。


そしてそれは、相手に伝わります。
その結果、言葉を選んで話していても、
相手に「逆ギレされてしまった」ということも起こります。

「せっかく気をつけて伝えているのに、なぜ逆ギレされるの?!」と
余計に腹が立つかもしれません。

 

逆ギレ回避のためにも、まずは気づいて

ですから、まずは、
自分の心の中の怒りに気づいて、整理してから、
言葉にできるといいなと思います。

人はなぜ怒るのか?を理解していると、
整理しやすいように思います。

ちょっと大変と感じるかもしれませんが、
かえって自分の心はラクになるので、
おススメしています。

 

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「言い方ってあるよね…」という会話 その1

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「言い方ってあるよね…」

先輩や上司に注意されたことにイラっときたりして、
後から、そのことを同僚や友達に話すと
「言い方ってあるよね」と返してくれた…ということはないですか?

私は、「言い方ってあるよね」と言ってもらったことも、
言ったこともあります。

 言い方ってあるよね、の意味は、
「その人の言っていることは、正しいかもしれない。
でも、言い方をもう少し工夫してくれたら、
こっちも受け取りやすいのに…」…でしょうか。

 

言葉のキャッチボール

会話は言葉のキャッチボールと言われることがありますが、
剛速球を投げてこられても、困ります。

山なりのカーブでゆっくり投げてほしい。
投げる前には「今から投げるよ~」と言ってほしい。
そして、上手にキャッチできたら…
一緒に喜んでもらいたい。


私自身も
「球の投げ方、言い方には気をつけよう」と思いながら、
研修講演のなかで
「よりよい言い方・伝え方」を お伝えしています。

怒りへの理解を深めるということ その2

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保健室で虫歯の予防

 虫歯予防の方法って、最近ではいろいろありますね。
基本は、今でも“歯みがき”でしょうか。

 私も保健室の先生の仕事のなかで、虫歯の紙芝居をしました。

「虫歯って知ってる?
虫歯菌は、こんなふうなんだよ。
こうやって虫歯になっていくよ。
歯は大切。虫歯になったら痛いから、
食べたら歯みがきをしましょうね。」

紙芝居の後の子どもたちは、
虫歯予防のために、一生懸命、歯みがきをしてくれます。

 

つらいことにならないための、予防

  怒りの感情に対する理解を深め、適切に対処することも、
同じように「予防」だと、しみじみ思うのです。

怒りがきっかけで、後悔したり、
周りの人が悲しんだり、不幸なことになったり、
自分や周りの人が心身の健康を損ねたり。

 

そうなる前に、予防。

当時、保健室の先生として虫歯予防の方法を伝えていたように、
お一人おひとりが心身の健康を保てるよう、
怒りで、つらいことにならないための予防 の方法を
お伝えしています。

 

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怒りへの理解を深めるということ その1

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 影響が大きい感情

研修講演のなかで、
“怒り”への理解を深められるよう、お伝えしています。

喜怒哀楽のなかでも怒りは、
自分の人生や周りの人たちへの影響が大きいものです。

 

仕事中、怒ってその場の勢いで、
「辞めますっ!」と言ってしまい、そこまでのつもりはなかったのに
本当に辞めることになってしまった…

腹立ちまぎれに、“それだけは言っちゃダメ”なことを言ってしまい、
関係が悪くなってしまった…

言葉ではなく、手が出るタイプの方もおられますね。

 

そんなことまでにはならなくても、
日常生活のなかで、ちょっと機嫌が悪かったり疲れたりしていて、
ささいな小さな意地悪を言ってしまったり、してしまったり。

 

小さなことが積もり積もって、
怒りや悲しみが増えて、大きな意地悪につながり、
不幸な事件に発展することもあります。

 

大切にしたいのに

そして何よりも、
怒りの感情で大切にしたい人を傷つけてしまうこともあります。
それは、どちらにとってもつらいことですよね。

 

大切にしたいのに、どうして傷つけてしまうのだろう…。
いろいろな原因が考えられますが、
ひとつには「この人には、わかってもらいたい、分かってくれるはずだ」
という思いが大きいからかもしれません。

 

楽しいと思える時間を増やしたい

怒りの感情に対する理解を深めることで、
怒りや悲しみの時間を少なくできるのではないかと
私は考えています。

そしてその分、お一人おひとりの
喜びや楽しいと思える時間が増えたら…との思いで、
この研修講演の仕事をしています。

 

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働くひとたち

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研修講師は、いろいろな「働くひとたち」にお会いできる仕事なのだと、
この仕事をさせてもらってから気づきました。

 

 打ち合わせでお聞きしていても、どのお仕事の方も、
ものすごく丁寧に、誠実に、お仕事と向き合っておられます。

限られた時間ですので、
お話をお聞きしたり、皆様のお仕事のご様子を拝見したりは、
ほんの一部分かもしれませんが、とても感動します。

 

お一人おひとりの側で
「みなさ~ん!この方は、こんなにいろいろと考えて、
このお仕事をやってくださっていますよ~」と、
メガホンを持って言いたいくらいの気持ちです。

 

そして研修後、皆様のご感想を読ませていただくと、
どなたも真摯に、
ご自身のご経験やお気持ちと研修講演内容を照らし合わせながら
お仕事にご家庭に活かしていこうとされていて、
心が震えます。

 

この仕事の思わぬ副産物…、世の中には、
こんなに頑張っておられる方々が沢山いらっしゃるのだと知ることができて、
大切なお仕事の一端を垣間見ることができて、
とても、ありがたいと思います。

 

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人を傷つけないって…

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人も自分も傷つけない 

ある日の研修講演で、
「人も自分も傷つけないように…」のお話をさせていただきました。

人を傷つけること は、
ひどい言葉を言ったり、叩いたり。

自分を傷つけること は、
ヤケ食いなど暴飲暴食で身体を悪くしてしまったり、
自分で自分を責めて心やお腹が痛くなったり。

 

研修が終わった後に、ある方が
「『人を傷つけない』って、本当にできるのかな?」と、つぶやかれました。

何かお答えした方がよいのかそれとも、
ご自身でお考えになる大切な時間として尊重させていただくのがよいのかと
考えている間に別の話題になりました。

 

人を傷つけないって、できるのかな?

 「『人を傷つけない』って、本当にできるのかな?」は
とても深い疑問だと思います。
哲学的というか、みんなで何時間でもディスカッションが可能なテーマのような…。
どちらにしても、そんな疑問が出てくるということは、
お優しい方なのだなと思いました。

その時に回答していたらきっと、
「わざと、故意には傷つけないように」と補足したのではないかと思いますが、

どんな言葉に傷つくかは、人それぞれ、人によって違うし、
言われたタイミングも関係するでしょう。

良かれと思って掛けた言葉が、
傷つけてしまうこともあるかもしれません。

でも、悪意や押し付けなのか、
善意や思いやりなのかは伝わるものだと思います。

 

それでも伝え続ける

たとえ善意や思いやりからの言葉であっても、
相手から思わぬネガティブな反応が返ってくることもあります。

私自身も心の余裕がなく、そのように返してしまって
後悔したことがあります。

 

それでも私は、
善意や思いやり、大切に想っている気持ちは
伝え続けたいと思っています。

 

言葉と思いが、いつの日か、
その人の生きる力になるようにと願って。

 

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