伝えるかどうか迷う時は?
いろいろな場面で
職場や家庭で、言いにくいことを伝えるかどうか、
迷ったことはありませんか?
例えば、
職場の後輩に、注意するかどうか迷う。
仕事の些細なことだけど、
そのうち事故に繋がるかもしれないことを
上司に報告するかどうか迷う。
友達や親戚、ご近所さんに、
思っていることは言わないほうがいいのかと迷う。
…
日常のなかで、伝えるかどうか判断に迷う場面があります。
迷う理由は、
「気まずくなりたくない」
「悪く思われたくない」「巻き込まれたくない」
「うまく伝えられる自信がない」…等々、
いろいろな理由があると思います。
どうすればよいか考えだすと頭がごちゃごちゃになって、
どんどん悪いほうへ考えたり、
相手や周りの人たちがイヤになったり、自分がイヤになったり。
そんな時は、見える化して、
整理してみるのがおすすめです。
見える化するには
田の字チャート、2×2のマトリックス表を使ってみてください。
田の漢字のように区切って、
□左上には伝えた場合のメリット
■左下にはデメリット
◇右上には伝えなかった場合のメリット
◆右下にはデメリット
を書き出してみると、全体が見えてきます。
メリットもデメリットもあるなかで、
長い目で見た場合に
どちらを選ぶと、
自分にとっても、相手や周りの人たちにとっても、
健康的かどうか?を考える。
そして、伝えると判断したら、
よりよい伝え方ができるように工夫します。
…伝えるかどうか迷い悩む時間が短くなって、
穏やかに過ごせますように。
3月11日
午後2時46分に追悼のサイレンが鳴り響きました。
いろいろな想いが押し寄せました。
被災された方から
以前、体験とともに
「もっと大変な人がいるから、こんなふうに自分の話をするのも…」と
お聞きしたことがあります。
「そんな…」と、その時は言いましたが、
実際に住んでみると、
そうおっしゃった複雑なご心境も
ほんの僅かですが分かるような。
どんな人も、心が少しでも楽になれますように。
ここで一歩ずつ進んでいきたいです。
自分ができることを
二月は逃げる、といいますが
本当にあっという間に
逃げていくような気がする二月最後の日。
コロナ禍のうえに
世界でもいろいろなことがあって、
いろんな気持ちにもなりますが。
そんな時こそ、
自分ができていること、
これからできそうなことを確認し、
希望ある明日につなげていけたらと思います。
怒りの気持ちが消えない時は?
怒りが続く時のオススメ
瞬間的な強い怒りは、もう無くなってきているけれど、
フツフツと思い出しては怒ってしまう状態。
こんなとき、
“気持ち”と“べき”を書き出してみるのも、
解決の方法のひとつだと思います。
例えば、こんなふうに
具体的な例として
ファストフードのテイクアウトで、
注文したはずのポテトが入ってなかった!
→瞬間的に腹が立つ!
→しばらく経っても腹が立つ…の場合、
その“気持ち”は
「ポテトを一番楽しみにしていたのに入ってなくて悲しい。
食べられなくてツラい。」など。
“こうあるべき” “こうあってほしい”は、
「店員さんには洩れのないように確認してほしいのに。」
「自分も、その場で確認すればよかったのかなあ…」
など。
書き出してみると、
自分がどれほどポテトが好きで
楽しみにしていたかに気づいたり、
今まで出会ってきたのは幸いにして
「確認してくれるファストフードの店員さん」という
自分の理想の店員さんだったんだなと気づけたり。
大切なことを大切に
ここまで書き出せて整理して、
「ポテトがこんなに好きだったんだ!」
「自分にとって大切」とわかったから、
大切にできる行動をしてみるのもオススメです。
例えば、
スーパーや冷凍食品のフライドポテトも食べてみる。
ポテト愛を誰かに語ってみる。
…そして、好きが高じて
将来、ポテト農家になれたりするのもいいですよね。
怒りは信号の役割も
怒りは、
大切なことが分かる信号・シグナルでもありますから、
怒りをきっかけに
大切なことは大切にできて、
夢も広がって楽しい気持ちになれたらいいなと思います。
1月17日
震災の日
今日は阪神淡路大震災から27年。
改めて追悼と、被災された方が
健やかに過ごされますようにと願っています。
防災を考える日でもありますが、
避難訓練や備蓄品の確認などとともに、
心の面でも防災に努められたらと思っています。
心の防災
災害時や災害後の生活、復旧・復興のなかでは、
安全安心ではない状態で長時間過ごしながら、
様々な対応や判断をしていかなければならない。
そんな時は
不安やつらい悲しい気持ちはもちろんですが、
怒りの感情が起こりやすい状態です。
平常時には気にならない言葉が
矢のように心に刺さってしまったり、
余裕がなくて思わず発してしまった言葉で
傷つけてしまったり、
我慢し過ぎて不本意な状況が続き、
病んでしまったり。
怒りの仕組みや互いを大切にする方法を知っていれば、
少しは防げるかもしれません。
災害による直接の被害もつらいことですが、
災害後の言動による二次被害は防いでいけたら…
いつか、そんな取り組みもできたらと思っています。
一年の終わり
2021年を振り返って
もう2021年の終わりです。
2月に遅ればせながら
年越しそばのブログを書いたのに
早いものですね。
今年はどんな年だったのか…と
振り返ることも多いかと思います。
私自身は
いいことも、そうでないこともありましたが、
こうして喜怒哀楽ありつつ生きているのも
みなさまのお陰です。
今年もありがとうございました。
いろんな方々と助け合ったり支え合ったり
励まし合ったりしながら頑張れていることは
有難いことと改めて思っています。
クリスマスの写真のサンタさんを見習って、
来年もみなさまに
心のプレゼントをお届けしていきたいです。
怒りを“見える化”してみる
目には見えない怒り
怒りは目には見えません。
見えないから分かりにくいし対処も難しいですよね。
この記事を踏まえて
“怒りの見える化”のために、
算数のように公式を使ってみます。
怒りを解く公式
怒りの大きさ=
(心身のネガティブな状態) + (「こうあってほしいのに!」)
…怒りの大きさは、
心身のネガティブな状態 と 「こうあってほしいのに!」の足し算でも
表せるのではないかと思います。
心身のネガティブな状態とは、
心:ツラい悲しいなどの気持ち。
身:睡眠不足や空腹、疲労など。
「こうあってほしいのに!」とは、
「自分としてはこうあってほしいのに、実際はそうじゃない…。」などの思いで、
思いと現実とのギャップが
怒りのもとのひとつと考えられています。
算数の文章題にするならば、
◇問題
Aさんは今月、仕事の量が多くて疲れていました。
ある日、上司から「Aさんはサボっている」と言われました。
Aさんは怒りました。
さて、Aさんの怒りの大きさは?
◇答え
とても大きな怒り=
(仕事で疲れている) +
(「上司には部下の仕事量を把握してから改善点があれば指導してほしいのに!」
または自分に対して
「サボってると思われないようにしたいのに!」)
でしょうか。
( )のなかの内容は、それぞれ人によって違いますが
“疲れている度”
“上司には、こうあってほしい度”または“自分は、こうありたい度”を、
点数を付けて5点満点などの数字で表すと、
より分かりやすくなるかもしれません。
私なら…
今の“疲れ度”は、年末だし4点です。
“こうあってほしい度”は、3点ですので
怒り度は、7点です!
このように見える化できると、
どこを解決していけばよいかが分かって、
少しは対処しやすくなるかなと思いますが、いかがでしょうか?
お役に立てば幸いです。
ささいなことでもイライラする時は?
イライラしている!
腹が立っていると、
普段は大目に見られる些細なことでも、イライラしてしまう。
怒りがおさまっていない時は、
イライラしやすくなっているので悪循環に陥っています。
治りかけの風邪が
無理をして長引いてしまうのと似ているかもしれません。
点数をつけてみる
そんな時、
私は、イライラ度の点数を付けます。
10点満点中、このイライラは何点か?
頭のなかに温度計をイメージして点数をつけてみます。
すると意外と点数は低いのです、3点とか2点とか。
「そんなに怒ることでもなかったな」と思い直したりします。
「もともとの怒りの点数は高いけれど、
その後の些細なことへのイライラは、
大きく反応した割には取るに足らないことだったな。」
そんなことを考えているうちに
悪循環の循環速度は緩やかになっていきます。
「点数を付けるって?!それどころじゃないっ!」ほどの
強い怒りに対しては、別の方法がいいかもしれませんが、
悪循環になっているイライラには
【点数をつけてみる 】ことが私には効果がありました。
よろしければ一度、試してみてください。
最近、怒りっぽいのは、なぜ?②
怒りっぽくなってるな…
理由は分からないけど、
最近、怒りっぽい。自分も周りも困っている。
そんな時は、ご自身の身体と心を点検してみてください。
人は、基本的には、
自分の身体と心を守るために怒りますから、
「身体と心が安全安心の状態か?」
チェックしてみてください。
今日は心を点検
◇心配ごとがある。
◇悲しい、つらいことがあった。
◇悔しいことがあった。
◇不安が続いている。
…
心の動き、いろいろな気持ちによって、
怒りっぽくなることがありますから、
☆すぐに解決はできないことでも、
誰かに話してみてください。
☆自分の落ち着く空間や時間を
作ってみてください。
気持ちや頭の中が整理できたり、
少しスッキリできたりすることで、
怒りっぽさも落ち着いてくることがあります。
怒っている理由を探して向き合っていくことは
エネルギーを使いますから、
心と身体の点検・調整、
必要に応じて医療機関に相談してみてから。
“急がば回れ”
心と身体が万全ではない時に怒りに向き合うのは、
脱水症状のランナーを更に走らせるようなもの。
私も気を付けたいと思います。
最近、怒りっぽいのは、なぜ?①
怒りっぽくなってるな…
理由は分からないけど、
最近、怒りっぽい…。自分も周りも困っている。
そんな時は、ご自身の身体と心を点検してみてください。
人は、基本的には、
自分の身体と心を守るために怒りますから、
「身体と心が安全安心の状態か?」
チェックしてみてください。
今日は身体を点検
◇睡眠時間は足りてる?ぐっすり眠れた?
◇食事は摂れてる?量や栄養のバランスは?
◇寒暖に合わせて室温や服装は調整できてる?
◇どこか痛かったり違和感があったりしない?
◇過労or運動不足は大丈夫?…
身体のことだけでも、いろいろありますね。
身体の具合がよくないと怒りっぽくなることがあります。
自分で調整できそうなことはやってみながら、
医療機関に相談することも大切ですね。
どうぞお大事に、まずは身体が回復しますように。